GUIDE — BASICS

全員が同時に話し、同時に聞ける。
同時通話トランシーバーとは。

押して話す無線機との違い、つながる仕組み、向いている現場。

B-EAR 2026年11月2日公開

01 — DEFINITION

同時通話トランシーバーとは

電話の会議通話を、無線機でやる道具です。

同時通話トランシーバー(同時通話インカム)は、グループの全員が、ボタンを押さずに同時に話し、同時に聞ける無線機です。ハンズフリーで使えるので、両手がふさがる作業の最中でも話せます。

押して話す無線機(プレストーク式)は、話せるのが常に1人です。誰かが話している間、ほかの人は待ちます。危険を見つけた人がすぐに声を出せない、というのが現場での差になります。

02 — DIFFERENCE

押して話す無線機との違い

押して話す無線機同時通話トランシーバー
話せる人1度に1人(順番待ち)グループの全員が同時に
話すときボタンを押す押さない(ハンズフリー)
割り込み相手が話し終わるのを待つその場で声をかけられる
両手話すたびに使うふさがったままでよい
向く場面決まった人が全体へ指示を出す作業しながら相談・声かけを続ける

どちらが上ということではなく、使い方が違います。作業をしながら、複数人で声をかけ合う現場には、同時通話が向いています。

03 — MECHANISM

どうやってつながるのか

BRIDGECOM(X10・X5など)

2.4GHz帯(ISM)の小電力無線を使い、通信方式は周波数ホッピングです。親機や中継器を置く工事は要らず、本体のみで最大10人(X5は5人)が同時に話せます。X10は単体で最長1,000m、中継機能を使うと最長1,500mです(見晴らしのよい場所での値)。

ReaCom ALVO 1.9

1.9GHz帯のDECT方式です。Wi-Fiなどで混み合う2.4GHz帯を避けられるので、混線しにくくなります。最大10人が同時に話せ、会話はAES-256で暗号化されます。

共通すること

スマートフォンのアプリや携帯電話の回線は使いません。本体どうしが無線で直接つながるので、携帯電話の電波が届かない場所でも使えます。免許・登録・資格は不要です。

04 — FIELD

向いている現場

建設・工事・工場

騒音の大きい現場でも、100dB程度までの環境を想定して作っています。 建設・工事・工場の現場へ

医療・介護

移乗や食事の介助中でも手を離さずに応援を呼べます。夜勤の少人数体制に。 医療・介護の現場へ

スポーツ

審判どうしや、練習中の指導者と選手の連絡に。練習を止めずに指示を届けられます。 スポーツの現場へ

林業・災害・自治体

携帯圏外でも通信できます。伐倒の合図や、単独作業の安否確認に。 林業・災害・自治体の現場へ

05 — FAQ

よくあるご質問

同時通話トランシーバーと、押して話すトランシーバーは何が違いますか。
押して話す無線機は、話せるのが常に1人で、ほかの人は順番を待ちます。同時通話トランシーバーは、ボタンを押さずに、グループの全員が同時に話し、同時に聞けます。
免許や資格は必要ですか。
必要ありません。B-EARの同時通話機はすべて、工事設計認証または技術基準適合証明を受けた小電力の無線機です。開局の届け出も、資格者の配置も要りません。
何人まで同時に話せますか。
1グループで、ReaCom ALVO 1.9 と BRIDGECOM X10 系は10人、X5は5人です。
スマートフォンや携帯電話の回線は必要ですか。
必要ありません。親機や中継器を置く工事も要らず、本体どうしが無線で直接つながります。携帯電話の電波が届かない場所でも使えます。
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現場で試してから、決めてください。

台数構成、イヤホンマイクの選定、現場の広さ。条件が固まっていなくても構いません。